「年収が高い=貯蓄が多い」わけじゃない、金銭感覚の大切さ
ここまで見てきたように、年収が高いことと貯蓄が多いことは決してイコールではありません。いくら入ってくるお金が多くても、出ていくお金が多ければ手元に残る金額はわずかになってしまいます。そこで金銭感覚が重要になってくるのですが、この金銭感覚というのは一朝一夕で身につくものではありません。自らの生育環境や親のしつけなど複合的な要素が絡んでくる、なかなか複雑なスキルだからです。
結婚する際に将来に向けた家計管理やライフプランまでしっかりと意見を共有している夫婦は少ないかもしれませんが、先行き不透明なこれからの時代を共に生き抜くためには、チームとして家庭単位でのマネープランをしっかりと組み立てていきたいですね。
【参照】
総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」
綾瀬 あろは