新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が大きな問題になっており、志村けんさんをはじめ著名人の方たちも尊い命を亡くしています。当初、若年層は軽症で済むと言われていましたが、力士で28歳の勝武士さんが亡くなられ大きな話題となりました。

また、COVID-19は感染防止の観点から死に目に会えない。葬儀もできず、お骨になった後しか再会できないなどがあります。

数年前から「終活」という言葉が流行るなどしていますが、今だからこそ自身の最期について考えるいい機会だと思うのです。筆者が看護師として多くの人と関わるなかで印象深かった体験から、最期に向き合うにあたってのヒントになりうるお話をしたいと思います。