マンションの「管理費」何に使うか把握していない人が4割以上

マンションの管理費については、値段が高いと感じている人(とても感じる・やや感じる)が64.8%となりました。ただ管理費が実際にどんなことに使われているのか把握している人に関しては「十分に把握している「把握している」が55.5%にとどまっているので、管理費が高いと感じている割には、用途への関心がそれほど高くないことがわかります。

また管理費の使い方を把握している人の年代をみると20代では35.5%、50代で64.7%、60代で64.8%となり、年齢が高くなるほど管理費の使い方に関心があることがわかりました。

管理費の使い方と大規模修繕への関心の度合いは比例する

管理費を使って行われるマンションの大規模修繕に関心があるかの質問に対しては、「とても関心がある」「やや関心がある」と回答した人が78.3%にのぼります。

マンションの大規模修繕への関心について(出典:㈱カシワバラ・コーポレーションの調査より)

特に50代で87.5%、60代で88.6%が大規模修繕に関心があると回答していることからも、管理費の使い方と大規模修繕への関心は比例することがわかりました。

まとめ

マンションにはいろいろな世代の人が住んでいて、住民会や管理費・大規模修繕などへの関心の強さには差があることがわかっています。でもいざというときには住民会が頼りになることも多いでしょう。同じマンションに住む人同士が上手に付き合っていくためにも、住民会はとても重要な存在と言えそうです。

参考

「マンション住民会に関する実態調査」カシワバラ・コーポレーション

渡辺 ももえ