食事はなるべく手作りにして安く済ませようと頑張ってきた筆者宅でも、やはり外出自粛によって食費は増えていました。その要因としては、「食べることしか楽しみがない」「どうせ外出しないで支出が減っているのだから、食だけにはお金をかけてもいいだろう」といった気持ちがあったように思います。

当初は緊急事態宣言がGW明けの5月6日までとされていたので、4月中は食に関しては多少ぜいたくしてしまおうと考えていました。ところが緊急事態宣言が延長され、また4月に使った食費を計算してみて、5月初旬から食費削減の必要性を痛感。まだまだこの生活が続く可能性も考慮して、食にかけるお金について少しシビアな意識を持ち始めました。

これから夏に向けて負担急増も予想される光熱費

しかし、食費以上に危惧したのは水道光熱費。4月分の明細を見ると、電気代とガス代がいつもの2倍ほどに膨らんでいたのです。

それもそのはず、家族3人分の毎食の食事に1日3回火を通す料理を作っているので、いつも以上にガスを使っています。肉や魚もまとめ買いをしたものを冷凍しておくので、料理に使う際には電子レンジの解凍機能で解凍。作り置きしたものも電子レンジで温め直し。ガスも電子レンジも連日フル稼働だったからです。

また、在宅勤務のため、スーツで出勤していた夫が毎日私服を着るようになり、その洗濯物が一気に増えました。これまでは2日に1回の洗濯で済んでいたものが今では1日1回。筆者宅ではガス乾燥機を使用しているため、洗濯機の電気代のみならずこのガス代も跳ね上がったと思われます。

その他にも、夫がPCやスマホを常に充電しながら仕事をしているので、こうした電気代も加わっているのでしょう。さらに、すでに気温が高くなっていますが、これからの季節はクーラーや除湿器など、家で快適に過ごすための家電を1日中使うことが多くなってきます。