中小企業の中でも、規模別で賃金差?

10~49人

所定時間内賃金:33万4,004円
所定時間外賃金:3万3,047円
合計:36万7,051円(平均年齢42.9歳、平均勤続年数10.6年)
2018年の平均年間給与支払額:506万6,665円

50~99人

所定時間内賃金:35万3,915円
所定時間外賃金:3万6,675円
合計:39万590円(平均年齢41.6歳、平均勤続年数10.8年)
2018年の平均年間給与支払額:538万6,491円

100~299人

所定時間内賃金:35万1,598円
所定時間外賃金:3万9,448円
合計:39万1,046円(平均年齢40.8歳、平均勤続年数10.5年)
2018年の平均年間給与支払額:572万577円

となっています。

所定時間内賃金でもっとも高かったのは、常用労働者50~99人規模の35万3,915円となりました。

所定時間外賃金がもっとも高かったのは、100~299人の3万9,448円と規模が大きくなればなるほど上がっているようです。

2018年の平均年間給与支払額は、やはり残業代が影響しているのでしょうか。100~299人
の572万577円がもっとも高くなっています。

まとめにかえて

ちなみに中小企業でも、「労組あり/なし」で賃金差があるようです。

2018年の平均年間給与支払額
労組あり:556万7,029円
労組なし:535万2,777円

と、20万円ほど違いますね。また中小企業でも規模が大きい方が賃金が高くなるようです。その原因は残業代にありそうです。

【参考】
令和元年賃金構造基本統計調査」厚生労働省
中小企業の賃金事情(令和元年版)」東京都産業労働局
大企業と中小企業の退職金、どれくらい違うの?」LIMO

尾藤 ちよ子