とある会社に勤務する中堅社員の主人公。今日は、社内で各部署が持ち回りでやっている掃除当番の日。主人公は、係長が掃除当番のことを忘れているのではないかと思い、声がけをすることにしました。

「係長、今日、うちの係が掃除当番ですよね…。」と、パソコンに向かう係長に声をかける主人公。すると、係長は、パソコンの画面から目を離そうともせず、「今忙しいから、他のメンバーでやっといて」と一言。しかし、こっそり覗いてみると、係長が操作しているのは明らかにゲームの画面。

さすがに、主人公もムッときて「全員でやるのがルールなんですけど…。」と食い下がります。それでも係長は「俺は少しぐらい汚れていても気にしないんだ。」と、涼しい顔。「そういうことじゃないだろ…。」と心の中でつぶやきながら、主人公の頭の中で、いつものごとく妄想スイッチが入ります。

主人公の合図で、ほうきをもって一斉に現れたメンバー。一列に並び、ザッザと床を掃きながら、係長の机に向かってゴミを集めはじめました。「なんだ?やめろー」と、叫ぶ係長に、「汚れていても気にしないんですよね。」と言い放つメンバーたち…。

「さすがに、そうはいかないよな…。」(妄想終了)