夫のねぎらいの言葉が唯一の救い

Dさん(49歳)スーパーマーケット店員・パートタイム

家族構成:夫・長男(高校1年)・長女(小学4年)

「上の子が私立高校に入学したのを機に、週3日だった勤務を、5日に増やしました。

マスクの品切れに対するクレーム、買いだめお断りに協力してくれないお客・・・
午前だけの短時間シフトなのに、倒れるほどの忙しさです。

本社機能はテレワークに切り替わったようですが、店舗はそうはいきませんからね。

スタッフ全員、手洗い、うがい、マスク、手袋、店内の定期的消毒・・・できる限りの努力はしています。

でも、一度手にとった商品を戻す人や「ノーマスク・至近距離」で話しかけてこられる高齢のお客様なども多く、完璧な感染予防って難しいな、というのが現場の本音です。

ただ、ママ友数人から聞いたような「雇い止め」の話とは、今のところ無縁。
健康さえ損なわなければ、しばらく安定した収入は望めると思います。

「生活を支えるインフラのために頑張ってくれている。ありがとう」
夫からのねぎらいの言葉が、仕事に行く原動力となっています。