2019年10月からの消費税増税に伴い、政府はキャッシュレス化を積極的に促しており、利用者にはポイント還元を行う施策を行っています。
クレジットカードやスマホ決済など、キャッシュレス決済の利用者は大都市の若者が中心だと思われがちですが、地方のシニア層にはどのくらい浸透しているのでしょうか。キャッシュレス派・現金派それぞれの意見も紹介します。
地方シニアの6割超が「現金よりもキャッシュレス派」
今年2月、株式会社ジェイエムエス(JCB・三菱UFJニコス・UCカード出資により設立されたクレジットカード決済代行会社)では、関東以外に在住し、キャッシュレス決済の利用経験がある60歳以上の男女109人を対象とした「キャッシュレス・現金の利用実態に関するアンケート調査」を実施しています。
それによると、「現金に関して困った経験や不満がありますか?」という質問に対して、「ある」が67.9%を占め、その理由として最も多かったのは「必要なときに手持ちがないことがある:67.6%」。そして「(現金の)引き出し手数料がもったいない:59.5%」という回答が続きます。
また、「キャッシュレスと現金、あなたはどちら派ですか?」の質問では、「絶対キャッシュレス派!」「どちらかといえばキャッシュレス派!」の合計で61.5%という結果になりました。