本人のケガは、傷害保険など契約中の保険で対応可能なケースも
自転車の事故では、運転する本人も大きなけがを負う可能性があります。傷害保険や医療保険があれば入院・手術等に対応可能です。また、自動車保険の「人身傷害」項目で自転車による事故も対応可能な場合があります。
人身傷害には、車の事故のみが対象となる契約と、「車外事故の特約」(保険会社により名称は異なります)がセットされている場合があります。
車外事故の特約とは、他人の車や自転車に乗っているときの事故、歩行中の他車との接触などの事故に対して保険が支払われるものです。ただし、自動車保険の保険料を抑えるために、この保障や特約部分を外して契約しているケースもあります。
自動車保険は毎年更新がありますので、自転車搭乗中や歩行中の事故に備えて人身傷害や個人賠償責任の特約部分を見直してみてもいいかもしれません。
なお、個人賠償責任保険については複数契約があっても補償額が2倍3倍になることはありません。余計な保険料を払うことがないよう、補償の重複について確認しておきたいですね。
自転車保険の保険料は、契約内容次第で、月あたり数百円程度に抑えることが可能です。保障内容・金額についてしっかり確認をして、不足のないように加入を検討したいですね。
また、すでに加入している自動車保険や火災保険などに個人賠償責任が付帯されている場合もあります。保険の乗り換えを検討する際は、個人賠償責任保険の付け忘れに注意するようにしましょう。