米国株の急反発を好感して寄り付きから高く推移し、前場の半ばに一時+251円高まで買われましたが、徐々に上げ幅を縮小する展開となりました。

後場はほとんどの時間帯にマイナス圏で推移し、半ばには一時▲250円安まで下落する場面が見られています。その後はやや挽回しましたが、結局は前日の“志村ショック”を引きずる形の続落で引けました。

ちなみに、2019年度最終日と前年度最終日の終値は以下の通りであり、大幅下落となっています。

  • 2018年度(2019年3月29日):21,205円
  • 2019年度(2020年3月31日):18,917円(▲2,288円、▲10.8%)

なお、TOPIXも同じような値動きで続落となりましたが、下落率は▲2%を超える大幅安となりました。これは、中小型株を含めて全般的に売りが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は9日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は7,539万株、売買代金689億円となり、いずれも前日より増加しました。増加はしたものの、個人投資家の物色意欲が一向に回復せず、売買代金は9日連続で1,000億円を大きく下回っています。

ただ、株価指数は反発となりました。依然として終値で何とか600ポイント台を維持していますが、先行きはなかなか厳しそうです。

スズキなど自動車株が一斉に急落、任天堂は“巣ごもり”需要の拡大で怒涛の10連騰

個別銘柄では、円高進行とコロナウイルス影響による生産激減を背景に、自動車株が一斉に売られました。