ただ、売り手が減少したこと等から、出来高は頭打ち傾向が強まり、売買代金は微増に止まっています。それでも、買戻しを中心に3兆7,000億円は高水準であることに変わりはありません。

そのような中、日経平均株価は前日を上回る爆騰となりました。特に、米国議会が大型経済対策で合意したことが伝わった後場の半ば以降は上げ幅を拡大し、大引け直前には一時+1,472円高となる場面が見られました。

結局、終値の上昇幅は歴代第5位の爆騰となり、3日続伸で引けています。終値も3月11日以来の19,000円台回復となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きとなって6日続伸で引けています。ただ、上昇率は日経平均株価を下回りました。これは、日経平均株価を構成する大型株への買戻しが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は大幅3日続伸、売買代金は5日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は9,499万株、売買代金843億円となり、いずれも前日より増加しました。出来高は1億株に迫る水準まで回復しましたが、売買代金は5日連続で1,000億円を下回っています。

また、暴落が続いた銘柄を買い戻す動きが堅調になった結果、株価指数は+6%高に迫る急騰となり、終値でも600ポイントを固める展開となりました。

ソフトバンクGが3日連続の爆騰、東京五輪の中止回避で住友不動産はストップ高

個別銘柄では、終値ベースで+10%超高となる爆騰銘柄が続出しましたが、とりわけ、ソフトバンクグループ(9984)が+10%高で3日連続の爆騰で引けたことが目を引きました。