・「うちの母は最近スマートフォンを覚え、SNSなども勉強し始めているようです。前向きなのはよいのですが、私に断りなく孫の写真をアップしたり、本名をさらしたりします。見つけたときはすぐに削除するようにいうのですが『まだよくわからないんだから仕方ないでしょ!』というばかり。あまり何度もいうと機嫌を損ねるのでいうタイミングも難しくて。とはいえ、この前は家の位置などもタグ付けされていたのでヒヤヒヤすることの連続です」

・「ずっと姑に仕えてきた実母。私や兄を育てる際に姑にうるさく指導されたせいで自分の思い通りにできなかったことを今でも引きずっているようで、私が出産するとあれこれ口を出してきました。お宮参りやお食い初めなど張り切り方がすごくて、私や夫は置いてきぼり。母がやりたかったことがあるように、私にも理想があるのに…でもこれをいうと母を傷つけそうで言い出せません」

・「自然派のこだわりを持つ母。病院を異様に嫌い、自分の独自のルートで手に入れたものをうちの子に塗ろうとしてきます。私としてはそっちの方が根拠がわからないので止めさせたいのですが、私のいないところで塗ったりするので…『孫のためを思って』という母の気持ちだからこそ言いにくいところはあります」

実母は姑と違い、血のつながりがあるからこそ「いいたいことをいいあえる」と思われがちですが、実際はそうでもない場合もあるようです。

はざまで苦しむ感覚

親や姑への悩みの原因として「本音をいってしまうと後々の関係に亀裂が入ってしまう」というものがあります。長く付き合っていく関係だからこそ、思いやりや尊敬の念があるため伝えたいことも伝えられない。それはストレスの原因になる場合も。