実際に、現在の仕事内容・職種や、収入をどれぐらい増やしたいかによっても、取るべき選択肢は異なってきます。
残業で収入を増やすのは、会社の制度等で難しい場合も
雇用形態次第ではありますが、残業・副業・転職の中で、実践するハードルがもっとも低いのは残業ではないでしょうか。
本業以外の仕事先を見つける必要もなければ、今の職場をやめる必要もなく、仕事を終えて帰る時間を少し後ろ倒しにすればいいだけです。残業することで翌日にすべき仕事を前倒しで行えたり、スケジュール調整を行いやすくなったりするなどの利点も考えられます。
ただ、派遣社員や契約社員といった雇用形態で働いている場合は、業務時間が厳密に決められており残業することが難しいケースも多いでしょう。
また、最近はワークライフバランスの観点からも、ひと月あたりに残業できる時間に上限を設けている企業も多く、毎日終電直前まで働いて残業代を稼ぐというような働き方は減っています。
さらに、基本給の中にみなし残業代が含まれているような契約の場合も、残業することによる収入増の効果はあまり見込めません。
つまり、現在の雇用形態や雇用契約の内容によっては、残業で収入を増やすというのは現実的にはなかなか難しいと言えるでしょう。