新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るっているかたわら、日本ではスマートフォン(スマホ)やタブレット・PCを活用した「オンライン化」が注目されています。

社員のほとんどを在宅勤務にしたIT企業だけではなく、義務教育や高等学校などの教育関係者もこぞってオンライン化に熱い視線を送っているようです。

そこで今回は、働き方改革や教育改革が進む今日、さまざまな活動がオンラインで行われることが「当たり前」になった時代について考えてみたいと思います。

オンライン化が進むと、私たちの生活はどのように変化していく可能性があるのでしょうか?

効率UPにつながる?「物理的・時間的拘束からの解放」

オンライン化の普及により、今後は高い確率で「WEBミーティング」「WEBレッスン」などを行う企業や教育機関が増えると予想されます。

今回のCOVID-19拡大への対策として、4,000人の従業員を在宅勤務に切り替えたGMOインターネット㈱は、在宅勤務にした以降も業績はほぼ変わらなかったと発表しています(※1)。

今までは高い賃料を支払ってオフィス契約していた企業などは、リモート勤務が進むことでオフィスの縮小に踏み切りやすくなり、大幅な経費削減も可能となるでしょう。

その資金でさらに新しい事業に挑戦することも可能ですし、従業員の賃金を引き上げる土台にもなるのではないかと思います。

今までは仕方なく「会社に出勤」していた人が時間の拘束から解放されると、自然と自分の時間を積極的に管理しようとする心が働き、オフィスで勤務しているよりも仕事の効率が上がる可能性も考えられます。

オンライン化が進むことで「場所に対する意識」が変わると、はっきりとした意味を持たない集まりはどんどんなくなっていくでしょう。そして、物理的距離を縮める場は「季節を肌で感じるイベント」「交流を楽しむための会合」というような、はっきとした目的をもった集まりへと変化していくのではないでしょうか。