検査を受けても真実が判明するとは限らない

検査が絶対に間違えないものであれば良いのですが、時々間違えるようです。完璧な検査方法が発見されていないからでしょう。たとえば100回に1回間違えるとしましょう。

1億人が検査を受けるとします。罹患していない9999万人のうち、99.99万人は「陽性だ」と判定されてしまいます。何日も隔離されるかもしれません。本当に隔離が必要なのは1万人だけなのに。

つまり、検査を受けると1万分の1の確率で必要のある隔離をされるが、その100倍の確率で不必要に隔離される、というわけですね。

さらに問題なのは、隔離されるだけで、治療してもらえるわけではない、ということです。新型コロナのウイルスを撃退する薬はないので、症状が出てから解熱剤を投与したり人工呼吸器を付けたりすることはできても、無症状の罹患者に何か治療するということはできないのだそうです。

「陽性が出たら、多くの場合には罹患していないけれども隔離される。罹患している場合でも治療は受けられない」なんて、そんな検査、筆者は受けたくありません(笑)。