白ごはんに色がのるだけで、華やかな印象がぐっとアップし、見たときの気分も段違いです。定番なのはやはりひき肉のそぼろを使った二色&三色丼。いり卵に、さくらでんぶ、ほぐした鮭、いんげんなど……とにかく広げられるものは、ごはんの上に広げてしまえばよいのです。

さらに楽ワザするには、「丼」にしてしまうのもアリです。親子丼やカツ丼など、主菜をのせてもよいですし、ほうれんそうの和え物やにんじんのナムルなど、和惣菜をすこしずつ並べてのせるのも彩りがよくおすすめです。

おかずの横に火をよく通した目玉焼きをのせると、ちょっとしたロコモコ風にも。エスニックテイストのタコライスやチョップドサラダをのせてみるのも、カフェ風でおしゃれ。普段食べているメニューから柔軟に発想を広げて、ラクしながらつくれるとうれしいですよね。

結局は子どもが喜ぶかどうか!定番メニューをあなどるなかれ

筆者の子ども時代を思い返しても、好きなメニューの日がやっぱり楽しい、ということ。作る側はどうしても、栄養バランスや、毎日違うメニューをあれこれ考えては、本当は面倒だけど手抜きじゃダメよね、などと気にしがちです。しかし昼食が多少偏ったとしても、朝食や夕食でほかの栄養をカバーすることは十分に可能です。3食を完璧にこなす必要はありません。

まずは子どもが楽しい気持ちになり、おいしく食べられることが一番重要。そして作る側がストレスをためないことも本当に大切です。「楽ちん」で「楽しい」ラクワザをどんどん取り入れて、充実した子供との生活を送れると素敵ですよね。

松竹 光代