日本株は新型コロナの影響で大幅下落。戻りを試す展開はあるか?

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年3月1日

連日窓をあけて大幅に下落

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は24日が天皇誕生日の振替休日で休場、25日からの営業となりました。

前週末は5日移動平均線付近で下げ止まっていましたが、25日は大きく窓をあけて下落、ただし、26日には200日線付近でいったん下げ止まりました。ところが27日には再度窓をあけて下落、翌28日も大きく窓をあけて下落しました。

この動きで、5日線が25日線、75日線をともに上から下に抜けるデッドクロスが形成されました。また、25日線と75日線でもデッドクロスとなりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。短期的には目線を下に持たざるを得ません。複数のデッドクロスが形成されていることに加えて、足元の下値メドであった1月8日の安値(22,951円)、2月3日の安値(22,775円)も簡単に割り込んでしまいました。

ただ、週足など中期的な足で見ると、12月下旬から続いている上昇トレンドの下値付近に接近しているものの、まだはっきりとトレンドラインを割ってはいません。その点では、このあたりから戻りを試す動きになることも考えられます。

まずは目先意識されやすい21,000円を維持できるかが今週の一つのポイントになるでしょう。さらに下落し20,000円を割り込むようになると、中期的にも下目線になります。

逆に今週、先週あけた窓を埋め、22,000円台を回復するような動きになれば、売り一巡からの自律反発狙いの戦略になるでしょう。

下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。