そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。4日続落で一部銘柄に値ごろ感が出たことに加え、新型ウイルス肺炎を過度に懸念する動きも少なくなりました。
前場の半ばに一時+41円高と伸び悩みましたが、後場の半ばには一時+274円高まで上昇する場面も見られています。最後はやや失速しましたが、それでも+200円超の上昇で5日ぶりに反発しました。
なお、TOPIXも同じような値動きで終わり、実に8日ぶりの反発で引けています。ただ、上昇率は日経平均株価を大きく下回り、力強さに欠けたと言えましょう。
東証マザーズ株価指数は4日ぶり反発、売買代金は22日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は6,822万株、売買代金811億円となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金は概ね横ばいでした。個人投資家の物色意欲の回復が鈍く、売買代金は22日連続で1,000億円を下回っています。
ただ、株価指数は+3%高に迫る大幅上昇となり、4日ぶりの反発となりました。これで800ポイント割れはいったん回避したようですが、先行きはまだ注意が必要です。
東京エレクトロンなどハイテク株に買戻し、3期連続最終赤字見通しのミニストップが急落
個別銘柄では、前日に“アップルショック”で急落したハイテク株が買い戻され、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、SUMCO(3436)、TDK(6762)、太陽誘電(6976)、村田製作所(6981)などが急反発しました。