これは、会社からもらっている給料に納得するためにも大事な指標です。もらいすぎなら、それはそれでラッキーと思い、今の会社にとどまるのも一つの手。まずは自分が本来ならどれくらいの給料をもらえる人間なのか、それを知るためにも転職サイトに登録してみましょう。

また、市場価値は「自分は大企業で働いているから」と思い込んでいる人こそ要注意。インターネットのインパクトは大きく、会社の大小に関わらず、自前のインフラを持たなくても取引できるようになっています。

大会社への信用力は昔ほど大きくなくなってきており、インフラが資産でなく負債になるケースも。オンラインで細かいところをやってくれるサービスは安くて便利なので、顧客の価値に影響がない土地代と人件費を抱えた大企業は、だんだん戦いにくい環境になってきていることに注意しましょう。

2. 長期的に見てチャンスを逃さず希望の職につける

転職は引越しと同じで、時間をかけて探せば探すほど、掘り出し物や自分の希望や特性に合った条件も分かるようになってきます。中には転職サイトに登録して3年経ってから転職したという人もいるように、すぐ転職したいから登録するものとは限りません。

ビジネス環境の変化の中で、今の仕事を疑問に思い、準備を始められる人は転職を成功させることができるでしょう。人は考え始めたとしても、忙しさに追われて2年くらいは決断を延ばしてしまいがち。危機感を感じたら、早めに登録しておきましょう。