漫画家の祭さんは、小明神さんとおみくじちゃんというチンチラの夫婦と一緒に生活しています。職業柄、夜更かしや徹夜がちょっぴり多めの祭さん。夜行性のチンチラたち(35話参照)を散歩させるにはちょうどいいのですが、締め切り明けは気が抜けて部屋の真ん中で倒れたように眠り込み、屍と化していることが多いのだそう。
ある日のお散歩タイム。祭さんはネームを書きながら小明神さんとおみくじちゃんを散歩させていました。ふと見ると、おみくじちゃんがしまい忘れたティッシュをビリビリに破って遊んでいます。
「こら、みく、ティッシュで遊ばないよ。」と、優しく言いながら、おみくじちゃんからティッシュの箱を取り上げる祭さん。気の強いおみくじちゃん(31話参照)は「なんで取り上げるの!」といわんばかりに、ぎょわーっと叫んで猛抗議。あまりのうるささに「あぁ~もう。とにかく、これはダメなの!」と、珍しくきつくおみくじちゃんに言ってから、祭さんは、ふと、小明神さんがいないことに気が付きます。
「あれ?小明神は?」