キャッシュレス化がどんどん進んできていることもあり、最近では現金を使わずに買い物を済ませてしまう人も増えてきています。しかし、どうしても現金が必要な場面もあるため、ATMを利用する機会がゼロになるということはないでしょう。

ATMを利用すると、手数料無料の場合を除けば110円や220円といった手数料を支払わなければなりません。

あまり大きな金額でもないので何気なく負担しているATM手数料ですが、みなさんは自分が一体どれくらいATM手数料を支払っているのかきちんと把握していますか?

そこで今回は、ATM利用手数料の平均額を確認しながら、それを上手に節約していくための方法を説明していきたいと思います。

年間のATM手数料負担額は平均3,000円超?

1年間にATM手数料として支払っている金額はどれくらいなのでしょうか。

少し古いデータになりますが、ソニー銀行が2013年に行った調査によると、コンビニATMの1カ月の利用頻度は1回もしくは2回と答えた人が全体のおよそ6割を占めました。また、1回の手数料を調査当時の105円とし加重平均金額を算出すると、年間でのATM手数料負担額の平均は「2,952円」だったそうです。

この調査が行われた当時はまだ消費税が5%であり、ATM手数料も105円や210円が一般的でした。しかし、現在はATM手数料が110円や220円になっていることを考慮すると、ATM利用手数料の平均額が年間3,000円を超えていてもおかしくはありません。