「どうしてもやりたいという強い意志を持っているのならもちろんいいけれど、『投資でちょっとお金が殖えたらいいな』とか『老後資金を投資でつくろうかな』と考えている人がやるべきものではない」と言います。つまり、先物取引を趣味としてやる分にはいいけれど、資産運用の一つとして取り組むのは難しいということなのでしょう。
外貨建て商品
また、「外貨建て商品」も推せないといいます。「外貨建ての商品は基本的に、日本の金利と外国の金利を比較して買わせるけれど、それで騙されてしまうのはやはり『難しいことはよくわからない』という人。外貨建てによって本当のリスクが見えにくくなるのには注意が必要」と話します。
「よくわからないまま、とにかく外国のほうが金利が高いからと言って安易に外貨建て商品を選ぶことのないよう気を付けてほしいし、『初心者だけどFXでちょっと小銭稼ぎしたいな』みたいなのもやってはダメ」とのことでした。
まとめ
証券会社の社員はいろんな金融商品を見てきていますので、参考にできることもあったのではないでしょうか。こうしてみると、自分の投資に対するスタンスと商品に対する知識、そして余裕資金の額を総合的に考慮して資産運用に臨むことが必要ということのようです。
大塚 ちえ