携帯浄水器
東日本大震災では、支援物資が輸送されるまでに地震発生から5日ほどかかったと言われています。しかし人間は、4~5日のあいだ水を飲まなければ重度の脱水症状が出ることもあり、最悪の場合は死に至る危険性も否定できません。
そこで知っておきたいのが「携帯浄水器」の存在です。家庭の浄水器を携帯サイズにしたようなイメージのアイテムで、ものによっては山の湧水や川の水などを、飲み水用に濾過することもできます。
また、普段の生活で口にしているような無菌状態の水とまではいかないものの、海水を最低限人が飲めるレベルの水にしてくれる商品なども販売されています。価格は、数千円~数万円と幅が広く、安価で持ち運びがしやすいストロータイプのものやペットボトル状のもの、たくさん入るポンプタイプのものなど種類も豊富です。
水は救援物資が届くまでのあいだ命をつなぐための重要な役割を担うため、事前に購入し、外出するときや登山・キャンプなどのアウトドアに持っていって濾過の具合や使いやすさなどを体験しておいてはどうでしょうか。
まとめ
突然に起こる災害は、家族をバラバラに引き離してしまう可能性があります。普段の生活では、まだまだ大人の力を借りて生活していることも多い筆者のような未成年者や、筆者より年下の子供たちが、大人と離れて1人になってしまうこともあります。
家族で避難場所を決め、今回の記事で紹介したように各自の避難場所にある災害アイテムを知り、1人になっても周囲の人たちと助け合って災害を乗り切ることができるよう、普段から話し合っておいてほしいと思います。
【参考】
「下水道・災害時に使えるトイレ」(国土交通省)
「耐震シェルターという方法」(東京都 耐震ポータルサイト)
「防災用ベンチ」(厚木市公式ウェブサイト)
山内 琉夢