トイレベンチとは、公園などに設置されているベンチの左右の脚部分が、汲み取り式のトイレとして使えるようになっているベンチのことです。便器とつながっている地下タンクは汚水を貯めておける仕組みとなっています。

ベンチによっては、100人が使用しても、7~8日間は汚水を貯めておくことができるそうです。次に紹介する収納ベンチに格納されているテントを組み立てて設置することで周囲を包囲し、プライバシーが守られる形になります。

収納ベンチ

収納ベンチとは、トイレ用のテント一式が収納されているベンチのことです。大型と小型のテントが収納され、大型のテントは車いすのまま利用するためのものになっています。このテントをトイレベンチとセットで使うことで、個室トイレのようなプライバシー面に配慮した簡易トイレが完成します。

マンホールトイレ

下水道管路の上にあるマンホールで、「災害用トイレ」などと書かれているものがマンホールトイレとして使用可能なもので、主な設置場所は学校や公園といった広域避難所です。

便器のみの簡易なものから、和式・洋式便器、周囲をテントで囲んで個室トイレが作れるものなど様々な種類があります。ご自身の避難場所に、どんな種類のトイレが設置されているのかを調べてみてはどうでしょうか。