また、前日にQ3累計決算発表を行った日東電工(6988)が一時▲4%超安の大幅下落となり、引け後に決算発表を控えた信越化学工業(4063)も冴えない値動きとなっています。

さらに、自動車株では日産自動車(7201)がザラバで再び昨年来安値を更新したのが注目されました(終値は小幅高)。

その他では、旧村上ファンドによる株主提案(全取締役の解任等)が撤回されたレオパレス21(8848)が、一時▲8%安に迫る急落となったのが目を引いたようです。

一方、前日に急落したコーセー(4922)、資生堂(4911)、ピジョン(7956)、オリエンタルランド(4661)などは反発しましたが、自律反発の域を脱しないものに止まりました。

また、ハイテク株ではリコー(7752)が買われ、久々の昨年来高値更新となっています。

新興市場(東証マザーズ)では、前日に大幅減益となる決算発表を行った弁護士ドットコム(6027)に失望売りが殺到してストップ安で引けました。また、医療バイオ関連株では、サンバイオ(4592)が値を下げて昨年来安値を更新しています。

葛西 裕一