そのような中、日経平均株価は方向感に乏しい値動きとなりました。
前日の下落の反動もあり、前場の序盤に一時+73円高となりましたが、前場の半ばにはマイナス圏へ沈み、後場寄り直後には一時▲40円安まで下落する場面も見られました。その後は再びプラス圏へ浮上し、最後は小反発で引けています。
なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、最後はわずかの差でプラス圏へ浮上できずに続落となりました。ただ、ほぼ横ばいだったと見てよさそうです。
東証マザーズ株価指数は3日続落、売買代金は5日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は7,954万株、売買代金880億円となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金は小幅増加となっています。
個人投資家の資金移動が明らかに一巡し、出来高・売買代金ともに再び閑散状態に近づきつつあります。売買代金は5日連続で1,000億円の大台を割り込みました。
また、株価指数も▲1%超安の3日続落となり、900ポイント台回復がやや遠のいた形です。
Q3累計決算の試金石として注目の日本電産が大幅安、ディスコが昨年来高値更新
個別銘柄では、TDK(6762)、信越化学工業(4063)、リクルートホールディングス(6098)、アステラス製薬(4503)など指数寄与度の高い大型株が上昇し、いずれも昨年来高値を更新しました。
また、ROE10%を掲げる長期経営計画を策定・発表した三菱地所(8802)が買われ+4%高に迫る大幅高となっています。