正直申し上げると、筆者はそれぞれの仮想通貨がどのように生み出されるのかや(特にマイニング云々のところ)、ブロックチェーンが技術的にどうなっているかという点などはわかりません。

いろいろ勉強はしましたが、たとえば「パソコンをたくさんつないで電力をたくさん使って24時間計算させてビットコインを掘り出す(≒マイニング)」なる作業内容がどう考えても不明なので、ここは自分で理解するよりも採掘業者(マイナー)の方にお任せすることにしました。

より重要なことは、たとえば世の中にレコードやカセットテープに変わるCDが出てきた際(今ではそのCDも廃れていますが)、小型化されて音質も劣化しないという点で広がったということと同様に、仮想通貨(またはその技術)がこれから広く使われていくかどうかだけを考えました。

現時点では私が買ったイーサリアムがどうなるかはわかりませんが、少なくとも仮想通貨の技術自体は広がっていくと思います。

図表1:円/イーサリアム価格推移

出典:みんなの仮想通貨(期間:2015年8月30日〜2020年1月21日)

仮想通貨の特徴

実のところ、仮想通貨が従来の株式や債券と同様の性格を持った投資対象になるかどうかは、筆者自身結論が出ていません。

なぜなら、株式や債券などは、①配当や利息がもらえる、②(企業業績や金利情勢によって)値上がり益が期待できる、というメリットがあります。もちろん状況によって双方得られないこともありますが、企業がビジネスを通じてキャッシュフローを生み出し、その一部が還元されるという前提が投資判断のベースになっています。