また、中国で発生した新型コロナウイルス肺炎によるインバウンド需要への懸念が一気に拡大し、資生堂(4911)、コーセー(4922)、ピジョン(7956)などのトイレタリー化粧品株の一角が大幅下落となり、三越伊勢丹ホールディングス(3099)など百貨店株の一角も大きく値を下げています。

その他では、旧村上ファンドによる敵対TOBが発表になって前日に爆騰した東芝機械(6104)が、一転して一時▲13%安に迫る暴落となったのが目を引きました。

一方、NEC(6701)や富士通(6702)などハイテク株の一角が底堅く推移し、自動車株ではトヨタ自動車(7203)が堅調に推移しました。

また、医薬品株の一角も買われ、塩野義製薬(4507)やアステラス製薬(4503)が値を上げ、中外製薬(4519)は上場来高値を更新しています(終値は下落)。

なお、最大株主の前田建設工業(1824)からTOB実施の発表を受けた前田道路(1883)は、連日のストップ高で引けました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅安となり、ブシロード(7803)も続落で引けました。一方、前日に大幅安だったマクアケ(4479)は反発しています。

葛西 裕一