出産後は昼夜を問わない授乳が始まり、体力的にキツくなります。ホルモンバランスも劇的に変わるため、気持ちのアップダウンも激しく精神的にもキツくなります。まだ動き回らない新生児のうちはいいですが、産んだ子が寝返りを打つようになり、ハイハイをするようになり、つかまり立ちをするようになり、歩き始める…というように行動範囲が広がります。それと同時に子供を追いける時期がスタートします。
何が危ないかが分からない子供は、興味の赴くまま目標物に突進していきます。「危ないよ!」といっても全然聞いてくれません。追いついて引き止めて…の繰り返しです。そのためにはそれなりの体力がなくては追いけられません。
歩き始めても、寝てしまえば抱っこして移動しなきゃなりません。オムツやミルクセットや離乳食を持って歩くと、ママの荷物はいつも山盛りです。ベビーカーに乗せていても、階段しかない場所では荷物と子供を乗せたベビーカーを持って上がることになります。20~30代ならまだ体力がありますが、同じような体力は40代ではありません。子供が小さいうちには体力勝負なのです。
また、子育てを親に手伝ってもらおうと思っている場合、もう孫の面倒を見るにはキツいという年齢に達していることも多くあります。Aさんも里帰りするも他の兄弟から「あまり長く実家にいると親が大変なんじゃない?」とチクチクいわれたそうです。