「我が家は妻の実家近くに住んでいます。少し前に妻が同窓会に参加したのですが、それ以来娘を実家に預けて妻が夜出歩くことが増えました。娘はまだ小学生ですし、さすがにその頻度で出かけるのはどうなのだろうと注意しようと思った矢先、妻のスマートフォンに男性から親しげなLINEがきているのを発見してしまいました」

これは浮気では?と思ったKさん。何度か様子を見ていると、やはりその相手と頻繁にあっていることがわかりました。

「娘のことは当然ながら、自分に対しても裏切り行為を続けている妻を許すことができずついに問い詰めました。妻からの謝罪が聞けると思っていた僕は、衝撃的な言葉を耳にしました。『彼は高校の同級生で、いつも自分の一番の理解者だった。今も変わらず私を想ってくれているし、愛情もたっぷりくれる。あなたさえもっと私を理解して愛してくれていればこんなことしないで済んだのに』彼女は僕を責めるような目で見ました」

妻の態度に愕然としたKさん。この話は妻の両親にも伝わり、親たちからは平謝りされたそうです。お嬢さんを傷つけないためにも今は離婚は考えていないそうですが、「この状態になっても『今までより愛情表現をハッキリして不安にさせないようにする』と僕が約束させられました。ハッキリ言って異常です」そう語ってくれました。

ハズレ妻にさせないために

結婚前には「まさかこんなことになるとは思っていなかった」多くの男性が口を揃えます。それでは、彼女たちは本当に悪妻なのでしょうか。夫婦とはいえ、育ってきた環境が違えば「自分の中の当たり前」は同じではありません。それを理解せず話し合いすらしない状態で「うちの妻はダメな女だ」と言っていてはお互い不幸ですよね。もし、相手が気付いていないだけであれば、それは多少のコミュニケーションで解決することができます。妻だって知らないところで「ハズレを引いた」なんて言われていてはたまりません。