そのときに、生活費がなくなったこととAのことがピッタリつながったというNさん。「そういえば、それ以来ぱったりとAはうちに来なくなっていました。Bさんも被害に気づいてからというもの、Aは家に来なくなったそうです。私がずぼらなので気づいていなかったんでしょうけど、少額はそれまでにも盗られていたのかもしれませんね」

その後のお付き合いは?

現行犯ではなかったこと、はっきりした証拠がないことから、今でもAはそのまま幼稚園に通っているといいます。「よくないとは思うのですが、私も気づくまでに1ヶ月近くかかってしまって…どうすることもできませんでした。見える位置に生活費をしまっていたことも反省しましたね。そのあと、年少時に同じような疑いを持ち、距離をおいたというママの話も聞きました。今は噂が広まって、Aを家に呼ぶ人はいなくなったようです」Aは笑顔で挨拶をしてくるものの、連絡はぱったりとなくなったそうです。

悲しいことに、「ママ友泥棒なんていない」とは言い切れないのが現実です。気がつかないうちに、あなたの近くに潜んでいるのかもしれません。新しい人間関係がスタートするときは、用心する気持ちを忘れず、被害を未然に防ぐことが必要なのかもしれませんね。

WANNAGROWライターズ