一億総活躍社会の実現に向けて、「働き方改革」が政府推奨のもと実施されています。実際に働き方が変わったという人も多いのではないでしょうか。私の夫が務める会社も、働き方改革を実践。残業を減らし労働時間短縮を行うようになりました。
一日10時間以上働く男性が4割以上いる日本において、労働時間を短縮することは重要な改革かもしれません。しかし平日家事育児に参加しない夫を持つ妻にとって、夫の早い帰宅は良いことばかりではありませんでした。
日本人は労働時間が長い
政府が掲げる「働き方改革」。その施策のひとつに、労働時間の短縮も挙げられています。つまり日本人は労働時間が長いと言えるのでしょう。
株式会社リクルートマネージメントソリューションズが2017年に発表した「20~30代正社員の月の平均労働時間に関する実態と意識」の調査によると、20~30代の男性正社員では、平均月間労働時間が200時間以上の人は40%以上を占めていました。月間労働時間200時間とは、一日10時間・週50時間働いていることに。平均月間労働時間が240時間以上の人も約13%おり、その場合には一日12時間以上働いている人も多くいます。