がん保険の必要性
子どもの教育費や住宅ローンの返済などを考えると、収入の減少や治療費の負担により家計は非常に厳しい状況になります。そのため、がん罹患後の収入減少を想定してどう備えていくかが重要となってきます。
がんの治療内容によりますが、入院保障に偏ったり、反対にあれもこれもと保障を追加していくと費用対効果が望めなくなる可能性もあります。保険に加えて継続的にお金を貯めていくことも必要となるでしょう。
保険を見極めるコツ「保険貧乏」という注意点
大切な保険も、月々の保険料に家計を圧迫されてしまうなら本末転倒です。そのため新たに医療保険を検討しようと思った時に、すでに加入している保険等の整理が必要となる可能性もあります。
加入するだけでは「保険貧乏」になってしまいますので、加入する保険を見極めていきましょう。
心配しすぎ? 日本人の「生命保険」「死亡保障」加入件数
生命保険文化センターの「平成30年度 (2018年度)生命保険に関する全国実態調査<速報版>」によると、日本人の88.7%の人が何らかの死亡保障に加入しています。家族構成によりますが、1世帯あたりの平均加入件数は3.9件。保障金額の平均値は2018年のデータで2,255万円であり、年間に払込む保険料の合計は1世帯あたり平均で38.2万円となっています。
死亡保障を考える際に、もし住宅ローンを利用中であれば団体信用生命保険があるので、契約者に万が一のことがあった場合はその段階でのローンの返済が不要になります。
また、公的には遺族年金などの制度もあります。そして死亡保障そのものは、子どもが自立すれば保障額を減らすことも可能です。それと同時に、今度は老後や病気に備えていく必要があります。