近年の子育て・共働き家庭のニーズに応えて、食品宅配市場は右肩上がりに成長し続けています。特に、調理に必要な人数分の食材(カット済みの具材や調味料など)がセットになった料理キットの宅食サービスが人気です。
ところが、世の夫たちの中には「家事の怠慢じゃないか?」「料金が高すぎないか?」など、妻が宅食サービスを利用することに違和感を覚える人もいるようです。実を言うと、我が家の夫もそのひとり。そこで、宅食サービスの利用を渋っていた筆者の夫に、ホンネを聞いてみました。
料理のセンスが乏しい妻
前提として、筆者は料理があまり得意ではありません。とはいえ、料理をすること自体は好きです。独身時代には、自分好みの味付けや量に調理できる自炊生活を楽しんでいました。しかし結婚を機に、それまでのやり方では全く通用しないことを思い知らされます。
身長が150cmほどしかない小柄な筆者に対し、夫は身長180cm超えの大男、さらに趣味はスポーツでいつも腹ペコ…。一度の食事でも想定をはるかに超える量をペロリと平らげてしまうのです。
また筆者が知る料理レシピのバリエーションの少なさにも落胆する日々。悪気は全くないのですが、夫は和洋折衷さまざまな料理をリクエストしてくるのです。おそらく調理師免許を有する義母が、いろいろな料理で夫を育ててきたのでしょう。