そのような中、日経平均株価は大幅反落となりました。寄り付きから安く推移し、前場の半ばに一時▲624円安まで急落する場面が見られました。

ただ、その後は徐々に下げ幅を縮小し、後場の半ばには▲272円安まで挽回しています。結局、再び下げ幅が拡大して引けたものの、23,000円割れとなった日中安値(22,951円)からは約250円戻した形です。

ちなみに、終値の下落幅は▲370円となり、前日の反発上昇分+370円をわずか1日で帳消しとしています。

なお、TOPIXも同じような値動きで反落となりましたが、下落率は日経平均株価よりやや小さく収まりました。

東証マザーズ株価指数は大幅反落、売買代金は17日連続で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は6,954万株、売買代金1,063億円となりました。出来高は前日より増加しましたが、売買代金は概ね横ばいでした。

前月(昨年12月)は、年内のIPOラッシュを受けて個人投資家の資金移動が激しさを増したものの、それもやや落ち着いた印象があります。それでも一応、売買代金は17日連続で1,000億円を上回りました。

ただ、新興市場でもリスクオフモードが高まったため、株価指数は大幅反落となりました。

急落相場の中で富士通が昨年来高値を更新、ソニーやNECも逆行高

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)など指数伊与戸の高い値嵩株が大幅安となり、ファミリーマート(8028)は▲4%安に迫る大幅下落となりました。