【もらえるのは何ポイント?】ポイント付与率

まずはポイント付与率について説明していきたいのですが、ここで1つ例を用いてみましょう。

私たち日本人は、通貨として「円」を日常的に使っていますよね。同様に中国人は「元」、韓国人は「ウォン」…といった具合に、それぞれの国・地域が定めた通貨を使っています。

ここで1つ質問です。私たちが使う“100円”と、中国人が使う“100元”の価値は等しいでしょうか?

答えは「いいえ」ですよね。それぞれの通貨の価値が違うので、為替レートを利用して通貨の単位をそろえてから価値を比べる必要があるからです。

クレジットカードのポイントもこれと同じで、カード会社それぞれがポイントプログラムを設定しているため、通貨と同じようにA社とB社の1ポイントの価値は異なる可能性があります。

1ポイント=1円の価値があるポイントもあれば、1ポイント=0.5円の価値しかないポイントもあるのです。

ですからA社発行の“カード利用100円につき1ポイントが貯まる!”カードと、B社発行の“カード利用100円につき3ポイントが貯まる!”カードをこの文言だけで比較しても、B社のカードが必ずしもお得とは限らないということになります。つまり、「ポイント」という一見同じ単位でも、実は本質が異なっているのです。

このように、ポイントそのものの価値を考慮せずに“カード利用額につきどれくらいのポイントがもらえるか”を示したのが、ポイント付与率です。「もらえるポイント数÷カード利用金額×100」で算出できます。