2019年の日経平均は右肩上がりで推移しましたが、2020年も同じトレンドになるとは限りません。株で儲けようと考えている方には特に注意してほしいことです。
今回は証券アナリストで経営アドバイザーの垣屋美智子さんが、資産形成として株などの金融商品を買う際に、知っておくべきことを教えてくれました。
※本稿は、垣屋美智子著『使えば増える!お金の法則―ワクワクしながら資産づくり―』(時事通信社)の一部を再編集したものです。
プロと個人投資家の間には大きな「情報格差」がある
そもそも金融商品を購入するということだけが資産形成ではありませんが、それでも金融商品を買おうと思っているのなら、その前に知っておいてほしいことがあります。
それは、金融業界で働くプロと比べると一般人は圧倒的に情報量が少ないということです。
私は、証券会社と資産運用会社で上場企業の株を分析するアナリストとして仕事をしてきましたが、当時、日々受け取る投資情報のメールや電話は100件以上。
また、担当する上場企業に直接取材することも、機関投資家だけのために開催される社長ミーティングなどに参加することも可能でした。