飲み会のお迎えに来てくれるということで、帰宅時間確認のメールだったようです。私にも息子がいますが、まだ高校生。夜中にお迎えを頼める年齢ではありませんが、そんなマメなことをしてくれるとは思えず『A子ん家は親子で仲良しだね~』と返しました。

『ありがとう。〇〇(息子)君はいつまでも優しくて。』なんて言うA子。そのA子の手元にあるスマホの、何気に目に入ったの待ち受けは、知らない男の子の写真でした。最近のアイドルは知らないけど…誰かのファンなのかな?…なんて思っていたら、A子は『これね、〇〇君』とスマホの画面を私に向けました。

『大学生の息子の写真を待ち受けにしてるの…?』と、驚いた私。A子はちょっと照れたように笑っていました。その後、お店を出たところに車が1台停まっていて、側に立っていたのは、A子のスマホに写っていた彼でした。

『じゃぁ、また会おうね~』と言いながら、ご機嫌な様子で小走りに車に駈け寄っていくA子。親子仲良しなのはとっても良いことですが、スマホの待ち受けには、正直、ちょっと引いてしまいました。」

まとめ

我が子を可愛がることは至極当然のことです。ですが、その前に1人の人間である…という概念を忘れてはいないでしょうか?

いくら小さくても、相手は自分とは異なる1人の人間です。その人間性を尊重しつつ、人育てをしていく…それが母親の大切な役割であると言えるでしょう。ただただカワイイ存在として、甘やかすだけに接して良いわけではありません。

人として尊重し息子が巣立っていった時、息子からも母親である以前に1人の人間として認めてもらえる、そんな関係性を築き上げていけたら、ステキですね。

LIMO編集部