両社ともシビアコンディションでの使用の場合は期間も走行距離も標準の半分(6カ月ごと、7,500km)のサイクルでの交換を推奨しています。

このシビアコンディションというのがミソともいえるポイントなのです。
一般的にシビアコンディションとは「厳しい状況下での使用」と定義されていますが、この状況下を以下に挙げる項目の中で総走行距離の30%以上に当てはまると、シビアコンディション下での使用となります。

・悪路での走行が多い
・雪道での走行が多い
・走行距離が多い(目安:20,000km以上/年)
・山道、登降坂路での走行が多い(目安:登り下りが多く、ブレーキの使用回数が多い)
・短距離の繰返し走行が多い(目安:8km/回)
・外気温が氷点下での繰り返し走行が多い
・30km/h以下の低速走行や、アイドリング状態が多い
(出典:「シビアコンディションとは」HONDA)

ご自身の車の使い方が当てはまる場合は、走行距離にかかわらず半年に1回程度はオイル交換をした方が良いということになります。

最近はディーラーで「メンテナンスパック」というものを取り扱っていますが、こういった商品の場合は基本的にオイル交換は半年に1回のサイクルとなっています。
メンテナンスパックを購入してディーラーに整備をお任せしている場合は、安心ともいえますね。

エンジンオイルの選び方は「価格重視」か「性能重視」か

基本的に、ディーラーで純正オイルを使ってオイル交換をしている場合はあまり気にしなくてもいいですが、カー用品店で自分でエンジンオイルを選んで交換している、という方はどういった基準でオイルを選んでいるでしょうか。