かたや妻の方はというと、専業主婦はもちろん、産後で仕事復帰していない人など、忘年会がほとんどないという人も少なくないはず。また、パートタイムで仕事をしていても、せいぜい職場での1回限りで、そんなに何度もありません。

こうして生まれる忘年会格差により、妻のイライラが溜まっていることを夫婦で口論になって、筆者はようやく気付きました。夫が忘年会に行くことで、妻が家で子どもの面倒を一人でみることになります。何度も続くとその都度子どもとケンカをしたり、注意をしたりしているうちに、自分自身のストレスが溜まるものです。そんな中、酔っぱらって帰ってきて、せっかく寝かした子どもを起こされたもんなら確かにブチ切れです。

また、次の日に二日酔いや寝不足で朝なかなか起きてこないと、会社に遅れないように起こしてあげたり、身支度を手伝ったりと翌日までストレスがかかります。そのくせ、「忘年会キツイわ。もう来週行きたくないなぁ」とか言っているとそりゃカチンときます。

問題をより深刻化させる忘年会という謎のオフィシャル感

ここでより問題を深刻化させるのが、ただの「飲み会」ではなく「忘年会」だということです。このシーズン限定のものなので、ともかく時期が一緒になり、連続で行くことが増え、行かない側からしたらより一層イライラが募ります。