娘とは、最初の段階で一緒にナプキンを買いに行くようにしていました。やはり、どこか恥ずかしいという気持ちもあるでしょうから、おそらく、途中から一緒に買いに行くようにはならないのでは?と思ったからです。

最初から一緒にお店に行き、一緒に選ぶようにしていると、それが当たり前のことになってきます。もちろん、その延長線上に「身体の悩みを話すのは当たり前」という考えができてくることが目的です。

例えば、子どもが悩んでいそうな時に、いきなり「なんでも話して」と言っても子どもも驚いてしまうでしょう。特に身体や性のことは言いづらいイメージなので、話せる環境にないと口を閉ざしてしまいます。そうならないためにも、日頃から小さなことを積み重ねて、子どもとの間になんでも話せる雰囲気を作っていくことも大切だと筆者は考えています。

まとめにかえて

中学生から高校生になっていく中で、娘の身体は変化していきます。その中で、いろいろな悩みも出てくるはずです。子どもが悩みを抱えたとき大切なのは、親に相談できる環境が作られていることではないでしょうか。

これは女の子でも男の子でも同じでしょうね。筆者には息子もいますが、もしかしたら夫に相談していたのかもしれません。逆に、娘は母親である筆者に相談することが多いですから、このあたりは役割分担になってくるのだと思います。

子どもが1人で悩んだり友達に相談した結果、間違った対処をしてしまうこともあるかもしれません。もし親が対処できなくても、例えば専門医に診せるなど正しい方向に導くことはできますよね。子どもが親に話すこと、そして親が子どもに対して正しい選択を示すことは必要だと思います。そのベースにあるのが、「なんでも話せるオープンな関係」ではないだろうかと中学女子を子に持つ母は考えています。

川崎 さちえ