しかし、一昨年の年末のこと。妊娠中だった筆者はひどい悪阻で、最低限のトイレやお風呂以外はずっと横になっていました。食事もほとんど摂れず、横になっていても気分が悪く嘔吐を繰り返すので、起き上がって家じゅうを掃除するなんてとうてい無理な状態。そこで夫と相談した結果、思い切って「今年の大掃除はしない」という決断をすることに。

大掃除をしない年末を過ごしていて襲ってきたのは、「大掃除をしなかったら、気持ちの良い新年を迎えられないのではないか」「水回りやお風呂など、汚れが気になる部分はせめてやっておきたかった」という罪悪感や不安。しかし、年が明けてみるとそんな気持ちはどんどん消えていきます。

1月下旬に入り、悪阻も落ち着いた頃になると、大掃除をしなかったことも忘れるくらいにいつも通りの日常が戻ってきました。やむを得ない理由で大掃除ができなくても、別にどうってことはなかったのです。

年明けに大掃除をやろうとして失敗

そして昨年末。上記の通り、前の年に大掃除ができなかったため、「今年こそ!」と張り切っていた筆者。12月のうちに家事代行サービスを利用して時間のかかるキッチン回りはプロにお任せしていたので、あとは残りを自分でやればいいという状態にしていました。しかし夏に生まれた生後4カ月半の子どものお世話をしながら一人で行う大掃除は、そう甘くはありませんでした。