5. 【年末に家計の棚卸しを】貯蓄と負債を1枚に書き出して、年代別の数字と並べる
年の瀬が近づき、1年をふり返る季節になりました。「今年はどれくらい貯まったのだろう」と気になる方もいるでしょう。
5.1 口座ごとの残高と、負債の残りを1枚にまとめる
「何から手をつければいいのか分からない」という方は、まず普通預金、定期預金、証券口座、保険の積立など、お金の置き場所ごとに年末時点の残高を書き出してみましょう。
ネットだけで使っている口座も、忘れずに入れておきたいところです。通帳やアプリの残高を順に写していくだけなので、思ったほど時間はかからないでしょう。
住宅ローンや自動車ローンなどの残りも、同じ紙に並べます。貯蓄から負債を引いた金額を出してみると、1章の純貯蓄額と同じ見方で、わが家の位置を確かめられるでしょう。
5.2 置き場所のかたよりを見直す
書き出してみると、「ほとんど普通預金に置いたままだった」と気づくこともあるかもしれません。生活費として使うお金と、しばらく使わないお金を分けて、置き場所を考え直すきっかけにしたいですね。
冬のボーナスなど、まとまったお金が入る時期も見直しのよい機会です。ただし、投資には元本割れのリスクもあります。仕組みを理解したうえで、無理のない範囲で考えておきましょう。
5.3 来年の目標を、金額で決めておく
「来年こそは貯めたい」と思う方も多い時期かもしれません。書き出した数字をもとに、来年1年間で貯蓄をいくら増やし、負債をどこまで減らすかを決めておきましょう。大きすぎない目標にしておくと、見直しながら続けやすくなります。1章の年代別の数字を参考にしつつ、わが家の収入や予定に合わせて決めたいところです。
給料が入ったらまず決まった金額を別の口座に移す「先取り」にしておくと、使いすぎを防ぎやすくなるようです。目標を家計簿の最初のページに書いておくのも、続けるための工夫になりそうです。1年分を並べて保存しておくと、翌年との比べ方も分かりやすくなるはずです。
6. まとめにかえて
年代ごとに見ると、貯蓄が増えていく時期と負債が減っていく時期が重なり、50代で純貯蓄額がプラスに転じる流れが見えてきました。
年代別の平均はあくまで目安で、同じ年代でも家計の事情はさまざまでしょう。
預金の金利が動き出し、年の瀬も近づいています。年代別の数字を目安に、わが家の貯蓄と負債を書き出して、来年の家計の方針を決める材料にしてみてはいかがでしょうか。
年末はキャリアを振り返るにもいい時期なので、これからのキャリアを考える中で、将来のキャリアや勤めている会社の評価制度を一度確認してみてもいいかもしれませんね。そこを認識しておくことで将来の目標を立てやすく、モチベーションアップにもつながるかもしれません。
また、資産形成の観点で見ると、預金の金利が動き出し、年の瀬も近づいています。年代別の数字を目安に、わが家の貯蓄と負債を書き出して、来年の家計の方針を決める材料にしてみてはいかがでしょうか。金利の変化も、置き場所を考え直すよい合図になりそうです。
7. 免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の金融商品の預け入れについて助言や推奨するものではありません。
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参考資料
川勝 隆登