2. 12月15日の「2カ月分40万円」は月額20万円|厚生年金の受給額の分布

振込は原則として偶数月の15日で、年に6回あります。1回の振込には、前々月と前月の2カ月分がまとめて入ります。

12月15日に振り込まれるのは、10月分と11月分です。2カ月分で40万円なら、月額では20万円を受け取っていることになります。

では、月額20万円はどのくらいの位置にあるのでしょうか。厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業年報」から、2024年度末時点の受給額の分布を確認します。

2.1 厚生年金の受給額を1万円刻みで見ると

次の図は、厚生年金(第1号。主に民間の会社で働いていた人)の老齢年金を受け取る権利がある人を、月額1万円刻みで分けたものです。対象は約1608万6000人で、月額には老齢基礎年金の分も含まれています。

厚生年金の受給額(月額)別の割合。月額20万円以上は合わせて18.8%2/3

厚生年金の受給額を月額1万円刻みで分けた割合の棒グラフ。月額20万円以上の階級を色分けしている

出所:厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業年報(令和6年度)」をもとにLIMO編集部作成(2024年度末現在・老齢基礎年金の分を含む)

【厚生年金の受給額別の割合(男女計・2024年度末現在)】

  • 月額1万円未満:0.3%
  • 月額1万円以上2万円未満:0.1%
  • 月額2万円以上3万円未満:0.2%
  • 月額3万円以上4万円未満:0.4%
  • 月額4万円以上5万円未満:0.5%
  • 月額5万円以上6万円未満:0.7%
  • 月額6万円以上7万円未満:2%
  • 月額7万円以上8万円未満:3.6%
  • 月額8万円以上9万円未満:5%
  • 月額9万円以上10万円未満:6.3%
  • 月額10万円以上11万円未満:6.9%
  • 月額11万円以上12万円未満:6.7%
  • 月額12万円以上13万円未満:6.1%
  • 月額13万円以上14万円未満:5.7%
  • 月額14万円以上15万円未満:5.8%
  • 月額15万円以上16万円未満:6%
  • 月額16万円以上17万円未満:6.2%
  • 月額17万円以上18万円未満:6.4%
  • 月額18万円以上19万円未満:6.4%
  • 月額19万円以上20万円未満:6%
  • 月額20万円以上21万円未満:5.3%
  • 月額21万円以上22万円未満:4.4%
  • 月額22万円以上23万円未満:3.3%
  • 月額23万円以上24万円未満:2.2%
  • 月額24万円以上25万円未満:1.4%
  • 月額25万円以上26万円未満:0.9%
  • 月額26万円以上27万円未満:0.6%
  • 月額27万円以上28万円未満:0.3%
  • 月額28万円以上29万円未満:0.2%
  • 月額29万円以上30万円未満:0.1%
  • 月額30万円以上:0.1%

人数が多いのは、月10万円台と月17万〜18万円台の2つの山です。全体の平均は月15万289円で、受給額の順に並べてちょうど真ん中にあたる人は月14万円台に入っています。

2.2 月額20万円以上は全体の18.8%

月額20万円以上の階級を合計すると、約302万8000人です。受給権者全体に占める割合は18.8%で、およそ5人に1人となります。

ただし、この統計に入っているのは厚生年金を受け取る権利がある人だけです。国民年金だけを受け取る人を分母に加えると、月額20万円以上の人の割合はさらに小さくなります。

また、この表には65歳になる前に受け取る報酬比例部分だけの人も含まれています。月額が低い階級を見るときは、この点も頭に入れておくと読み違えにくくなります。