3. 【新NISAの月額上限はいくら?】一律の月額上限は無し。目安額をシミュレーション
新NISAには、制度上一律の月額上限は設けられていません。単純に年間投資枠を月額換算した金額が、毎月の積立額の目安になると考えておきましょう。
つみたて投資枠の年間上限は120万円です。月額換算すると、以下のようになります。
- 120万円 ÷ 12カ月 = 月10万円
つまり、つみたて投資枠は「毎月10万円」が一つの目安です。金融機関によっては、つみたて投資枠の上限を月10万円としているところもあります。
一方、成長投資枠は年間240万円です。こちらは毎月の上限が一律に決まっているわけではありません。月ごとにいくら投資するかは、金融機関の設定や自分の積立計画によって変わります。
仮に成長投資枠も毎月均等に積み立てるとすると、以下のような計算になります。
- 240万円 ÷ 12カ月 = 月20万円
そのため、実質的に成長投資枠は「毎月20万円」が一つの目安です。ただし、成長投資枠は月ごとの上限が決まっていないため、年間240万円を超えなければ月20万円を超えても構いません。そもそも成長投資枠は一括投資をされる方もいるでしょう。
なお、クレジットカードでの積立を利用する場合、カード積立には別途の上限が設けられている場合があります。利用する際は、金融機関やカード会社の条件を確認しておきましょう。
4. 新NISAの年間上限はいつからいつまでの期間で設定される?
新NISAの年間投資枠は、暦年(1月1日〜12月31日)で管理されます。1月から12月までの1年間で、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円までが利用できる仕組みです。年の途中でNISA口座を開設した場合でも、年間投資枠が利用月数に応じて減額されることはありません。
また、年が変わると、新たな年間投資枠が設定されます。そのため、毎年合計360万円を限度に投資できます。
ただし、年末に商品を購入する場合は注意が必要です。注文した日が年内でも、商品や金融機関ごとの取引日程によっては、翌年の年間投資枠が使用される場合があります。その年の年間投資枠を利用したい場合は、年末ギリギリに注文するのは避けるのが望ましいです。
また、使い切れなかった枠を失いたくないからといって、年末に無理に投資額を増やす必要はありません。投資額は、家計や今後必要となる資金を踏まえて判断しましょう。
5. 新NISAの買付額が上限を超えたらどうなる?【上限を超えた場合の扱い】
新NISA口座では、年間投資枠を超えて新規買付はできません。課税口座での買付に自動的に移行するのが一般的ですが、金融機関によっては年間投資枠を超える注文を受け付けてもらえない場合もあります。
また、非課税保有限度額である1800万円を超えてNISA口座で商品を買い付けることもできません。この場合は、保有商品を売却すれば、その商品の取得価額に相当する非課税保有限度額が翌年以降に復活します。
たとえば、非課税保有限度額1800万円をすべて使用した後、取得価額100万円の商品を売却した場合、翌年以降に100万円分の枠を再利用できます。
ただし、翌年に枠を再利用する際も、その年の年間投資枠の範囲内で買い付ける必要があります。年間投資枠を超えてしまうと、買付できなくなったり課税口座での買付に移行したりするため、注意しましょう。