年末が近づき、自身の貯蓄額がほかの家庭と比べてどの水準なのか気になる人もいるかもしれません。総務省の家計調査によると、二人以上世帯で貯蓄上位20%に入る目安は3259万円以上でした。
この記事では、上位20%世帯の平均貯蓄額や資産の内訳、年間収入との関係を確認しながら、貯蓄が多い家庭の特徴をみていきます。
1. 二人以上世帯の15.2%が貯蓄4000万円超「6〜7世帯に1世帯」の割合に
まずは、貯蓄の全体像と、5つの階級の分かれ方を見ていきます。
1.1 全体の平均は2059万円、中央値は1264万円
二人以上の世帯の貯蓄現在高の平均は2059万円です。総務省によると、比較できる2002年以降で最も多い金額となりました。年間収入は681万円で、前年より25万円、3.8%増えています。
ただし、平均値は貯蓄の多い一部の世帯に引っ張られます。貯蓄がある世帯を少ない方から並べたときに真ん中にくる世帯の貯蓄(貯蓄保有世帯の中央値)は1264万円です。平均の2059万円を下回る世帯は66.1%で、約3分の2を占めています。
一方、貯蓄4000万円以上の世帯は全体の15.2%でした。2025年の1年間の平均でみると、およそ6〜7世帯に1世帯が4000万円以上の貯蓄を持っていることになります。
1.2 5つの階級の境目と平均貯蓄
貯蓄現在高の五分位階級ごとの境目と、それぞれの平均貯蓄は次のとおりです。
- 第I階級(285万円未満):平均102万円
- 第II階級(285万〜813万円):平均534万円
- 第III階級(813万〜1652万円):平均1193万円
- 第IV階級(1652万〜3259万円):平均2353万円
- 第V階級(3259万円以上):平均6113万円
上位20%にあたる第V階級の平均6113万円は、全体の平均2059万円の約3倍です。第IV階級の平均2353万円と比べても、2.6倍ほどの差があります。貯蓄の多い世帯の中でも、金額の幅が大きいことがわかります。