4. 【FPの視点】高校生・中学生・小学生の3人なら、児童手当は1年で60万円

12月の支給額だけでなく、1年分で見ると、教育費の準備にどのくらい充てられるかがイメージしやすくなります。月額をもとに、LIMO編集部で1年分を計算しました。

4.1 計算式は「月額×12か月」

  • 3歳未満の子1人:1万5000円×12か月=18万円
  • 3歳以上高校生年代までの子1人:1万円×12か月=12万円
  • 第3子以降の子1人:3万円×12か月=36万円
  • 高校生・中学生・小学生の3人:(1万円+1万円+3万円)×12か月=60万円

児童手当は2か月分ずつまとめて振り込まれるため、生活費の口座に入ると使い道が見えにくくなりがちです。教育費や将来の進学費用に充てたい場合は、振り込まれたら別の口座に移すなど、置き場所を決めておくと管理しやすくなります。

子どもの年齢・人数別に、児童手当の1年分を計算しました。4/4

児童手当の1年分の金額

出所:こども家庭庁「児童手当制度のご案内」をもとにLIMO編集部で試算

4.2 出生や転入のときは15日以内の申請が必要。申請が遅れると、その分は受け取れない

児童手当は、申請した月の翌月分から支給されるのが原則です。こども家庭庁は、子どもが生まれたときは出生の日の翌日から15日以内に、引っ越したときは転入した日(転出予定日)の翌日から15日以内に、市区町村へ申請するよう案内しています。公務員になったときや、退職などで公務員でなくなったときも、翌日から15日以内に、住んでいる市区町村と勤務先への届出・申請が必要です。

また、児童を養育しなくなったときや、住所・氏名が変わったときなども届出が必要です。市区町村によっては、保育料などを児童手当から差し引く(徴収する)場合もあります。12月の振込額が計算と違うときは、お住まいの市区町村の窓口で確認してみてください。

5. まとめにかえて

12月に支給される児童手当は、10月分と11月分の2か月分です。3歳未満の子どもは1人3万円、3歳以上高校生年代までは1人2万円、第3子以降は1人6万円になり、高校生・中学生・小学生の3人なら合計10万円です。

「第3子以降」の数え方には、22歳年度末までの兄姉等が条件つきで含まれます。支給日や手続きの詳細は、お住まいの市区町村(公務員は勤務先)で最新の情報を確認してください。

※試算は、記事内に記載した条件をもとにした概算です。実際の支給額は、子どもの年齢や人数、申請の時期などによって異なります。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

参考資料

村岸 理美