4. シニア向けマンションとサービス付き高齢者向け住宅の違いは?サ高住は床面積が原則25㎡以上で、状況把握と生活相談が必須

国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅の登録制度の概要」では、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の登録に次の基準があります。

  • 【入居できる人】60歳以上の者、または要支援・要介護認定者など
  • 【住まいの基準】床面積は原則25㎡以上(居間・食堂・台所などを高齢者が共同で使うのに十分な広さがある場合は18㎡以上)、構造・設備が一定の基準を満たし、バリアフリー構造(廊下幅・段差解消・手すり)
  • 【必須のサービス】状況把握サービスと生活相談サービス(食事の提供・清掃・洗濯などの家事援助は、その他のサービスの例)
  • 【契約】長期入院を理由に事業者から一方的に解約できないなど、居住の安定が図られた契約で、敷金・家賃・サービスの対価のほかに金銭を受け取らない

一方、シニア向け分譲マンションには、UR都市機構の解説のとおり、介護や医療サービスの人員配置・設備の基準がありません。見守りや相談などのサービスがあるかどうかも、物件ごとに確かめることになります。

5. シニア向けマンションと並べて見たい施設の4つの類型 介護付・住宅型・健康型で介護の受け方が違う

厚生労働省「有料老人ホーム設置運営標準指導指針」は、有料老人ホームを次の類型に分けています。介護が必要になったとき、誰が介護をするかが類型ごとに決まっています。

  • 【介護付(一般型)】ホームが提供する特定施設入居者生活介護を利用し、介護はホームの職員が行う
  • 【介護付(外部サービス利用型)】安否確認や計画の作成はホームの職員、介護は委託先の事業所が行う
  • 【住宅型】介護が必要になったら、入居者自身の選択で地域の訪問介護などを利用する
  • 【健康型】介護が必要になったら、契約を解除して退去する

指針では、特定施設の指定を受けていないホームは「介護付」と表示できません。名前の印象ではなく、類型の表示を見ることで、介護が必要になったときの暮らし方の前提が分かります。