2. 障がいの種類別に見ると、平均賃金は月13万円〜23万5000円で、週30時間以上働く人の割合は56.2%〜75.1%
働き方は、障がいの種類によってどのように違うのでしょうか。「令和5年度 障害者雇用実態調査」で、平均賃金、働く時間、勤続年数を確認します。賃金は2023年5月の1か月分で、残業代などの超過勤務手当を含みます。
2.1 平均賃金と勤続年数
- 身体障がい:平均賃金 月23万5000円、平均勤続年数 12年2か月
- 知的障がい:平均賃金 月13万7000円、平均勤続年数 9年1か月
- 精神障がい:平均賃金 月14万9000円、平均勤続年数 5年3か月
- 発達障がい:平均賃金 月13万円、平均勤続年数 5年1か月
平均賃金には、短い時間で働く人も含まれています。そのため、働く時間の長さによって、平均の金額は大きく変わります。
2.2 週30時間以上働く人の割合と、正社員の割合
週の所定労働時間が30時間以上の人の割合は、身体障がいのある人が75.1%、知的障がいのある人が64.2%、精神障がいのある人が56.2%、発達障がいのある人が60.7%でした。
期間の定めのない無期契約の正社員の割合は、身体障がいのある人が53.2%、知的障がいのある人が17.3%、精神障がいのある人が29.5%、発達障がいのある人が35.3%です。
賃金の支払形態は、精神障がいのある人では時給制が53.6%、月給制が43.4%でした。おおむね1か月以上休職している人の割合は、身体障がいのある人と発達障がいのある人が1.7%、知的障がいのある人が0.4%、精神障がいのある人が5.7%です。
3. 週30時間以上働く精神障がいのある人の平均賃金は月19万3000円、週20時間以上30時間未満なら月12万1000円
平均賃金は、働く時間の長さで大きく変わります。同じ調査で、週の所定労働時間別の平均賃金を確認します。
3.1 週30時間以上の平均賃金は月15万5000円〜26万8000円
週の所定労働時間が30時間以上の人の平均賃金は、身体障がいのある人が月26万8000円、知的障がいのある人が月15万7000円、精神障がいのある人が月19万3000円、発達障がいのある人が月15万5000円でした。
精神障がいのある人では、週20時間以上30時間未満の人が月12万1000円、週10時間以上20時間未満の人が月7万1000円です。精神障害者保健福祉手帳を持って働く人の等級は、3級が43.0%、2級が35.5%、1級が3.7%でした。