6. 【証券会社出身の視点】検証:非課税の効果は、税引き後の利率で見ると分かりやすい

固定5年の利率は2.17%ですが、財務省の発表では、税金を引いた後の利率は約1.73%です。特別マル優を使えば、2.17%がそのまま残ります。

利率の比較は、税金を引いた後の数字で見ると違いがはっきりします。変動10年(初回1.85%)では、課税の場合が約1.47%、非課税の場合が1.85%です。

ただし、この試算は、利率を一定とした単純な計算です。実際の利子の受け取りは半年ごとで、募集のたびに利率も変わります。額面350万円を超える分の扱いも、国税庁や販売機関の窓口で確かめておくと安心です。

対象かどうか分からないときは、年金証書や手帳などを手元に用意して、国債を扱う証券会社や金融機関の窓口、または税務署に尋ねてみると、手続きの流れがつかみやすいかもしれませんね。

7. まとめ

国債の利子は、特別マル優を使うと、対象の人は額面350万円まで非課税です。固定5年(令和8年11月募集分・利率2.17%)の額面350万円で、課税される場合の税金は年約1万5400円です。

申告書は、国債を最初に購入する日までに出します。対象の要件と手続きは、国税庁や販売機関の窓口でご確認ください。

※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。利率は募集のたびに変わり、制度や税率も改正される場合があります。特定の商品の購入を勧めるものではありません。最新の情報は国税庁や財務省などでご確認ください。

参考資料

安達 さやか